ADAによるWHOへの反対声明について、今日ブログをアップしたばかりですが、アイルランド歯科医師会(IDA)からも見解が出されておりました。
IDAのホームページには記載がなく、ニュースサイトの記事内容ですので、ウラが取れているわけではありません。
もしご存知の方いらっしゃいましたらご一報いただけると幸いです。
8月14日 16:40更新
コメントを頂戴し、IDA のホームページに記載があることを確認いたしました。
小林様、ありがとうございました。
ADAの反対声明についてはこちら
WHOの声明についてはこちら
内容
IDAは本日(日本時間8月12日)「アイルランドの歯科医師への指導に関しては変更は必要ない」と述べた。
その理由として以下の項目を挙げています。
IDA にとって患者や歯科医療従事者の安全は最優先事項であり、WHOを含むCOVID-19に関連するすべてのガイダンスに細心の注意を払っている。
元からの対策の確かさをアピールしています。
WHOのガイダンスで求められているのは、コミュニティにおける感染レベル(現在アイルランドでは非常に低い)、または国や地域レベルでの公式勧告が出ている場合にのみ、日常的な歯科治療の中止を検討するよう明確に述べている。
アイルランドはWHOのガイダンスで想定されているような「コミュニティの感染率が十分に減少」していない地域ではない、と述べています。
WHO のガイダンスそのものの中身はともかく、アイルランドは該当しないとはっきり述べており、この記事を読む国民にとって分かりやすい見解です。
WHOのガイダンスはアイルランドについては言及していない。
各国当局が、各国の状況やデータを反映したガイダンスを提供すれば良い。
いやはや全くその通りです。
アイルランドは自分たちで何とかする、と言っています。
その上でIDA は国民に向けて以下のように呼びかけています。
歯科医院は営業を続けており、患者やスタッフの安全性を最大限に高めるために、必要なガイドラインや感染対策をすべて遵守している。
まとめ
簡潔で非常に分かりやすい見解です。
(記者も優秀?)
日本にとっては、アメリカよりも感染の状況が似ているであろう IDA の声明の方がより参考になると思います。